☆行動記録表
参加期間中の体験活動などをまとめて記録したもので、リーダーやサブリーダーから子どもたちへのメッセージも書かれています。この行動記録表は子どもたちのために書かれていますので、簡潔にまとめられており、事細かな報告書のようにはなっておりません。
☆ホームシック
ホームシックは多くの子が経験することですが、ホームシックになったからといってキャンプの途中で家に帰してしまうと、その子の心に挫折感を生じさせ、以後の自然体験活動へのトラウマを残すことにもなりかねません。このため、ホームシックになった場合には、リーダーやサブリーダー、場合によっては本部スタッフが、経験上とりうる最良の方法でホームシックを克服させるよう対処いたします。ホームシックを克服し、元気にキャンプを楽しむことができるようになった子は、大きな達成感を得ることでしょう。
☆食事
参加日の昼食は準備されていますので、お弁当や水筒は必要ありません。夕食からは、子どもたちとリーダーで毎食作ります。食事は焚き火や炭火で作ります。雨の日でも屋根付きの炊事場で作ります。何を作って食べるかは、班ごとに決めます。
☆自然体験活動の効果
自然体験活動は、森林や河川、その他の自然環境を利用して行う活動プログラムによって、五感を刺激し、人間らしい感性や豊かな心、正義感、生きる力などを育成し、思いやりや自主性の気持ちを育み、社会性や協調性、忍耐力などを身につけさせることができる、きわめて教育効果の高い活動です。最近の脳科学研究では、自然体験活動が脳の前頭前野皮質にさまざまないい影響を与えることが分かっています。
☆野外生活
自然体験活動において最も大切なのは、多くのプログラムを体験することではなく、野外での生活そのものです。ナイフで竹を削ること、焚き火でご飯を作ること、テントをたて、寝袋で眠ること、野鳥のさえずりに耳を傾けること、さまざまな虫がいることに気づくこと、草の匂いを感じてはっとすること、暑い中でそよ吹く風の心地よさを感じること、冷たい川の流れに自分の足を浸してみること、そうした自然の中での生活そのものが、実は一番大きなインパクトを持って、子どもたちを迎えているのです。個々のアクティビティは、これらメインディッシュの味付けに使うスパイスとお考えください。
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☆班の構成
秋、冬、春の各スクールは班分けを行わず、全員が同じ行動を取ります。
ただし、参加者が10人以上いる場合には、危険防止のため、班を分けて実施することもあります。
スキーツアーはレベル別に班分けを行いますが、上達の度合いによって毎日班が変わることもあります。
☆おねしょ
おねしょは自然現象であるとの認識に立ち、「おねしょはしてもかまわない」という考えでキャンプを実施しています。濡れた寝袋はいつでも交換可能です。下着やズボンを多めに持ってくればOKです。おねしょをした時は、同じ班の友達に知られないよう、リーダーかサブリーダーにそっと言ってください。着替えの場所を作ります。おねしょをしたからといって、リーダーたちは決して叱りません。
☆お風呂
毎日、温泉か温水シャワーを利用します。プログラム参加の時間帯によっては、温泉に行けないこともあります。温水シャワーは毎日使えます。温泉やシャワーは強制で
はありませんので、入りたくないときはリーダーに言ってください。
☆けがと病気
どのキャンプでも、野外生活や野外活動には、ケガをする可能性がついて回ります。ブヨやアブに刺されると子どもによっては大きく腫れて、歩行も困難になる場合もありますし、蜂や毛虫などの毒虫に刺される可能性もあります。ナイフで指を切ったり、転んですりむいたり、場合によっては骨折することもあります。しかし、これらをおそれていては、野外での体験活動はできません。アドベンチャー集団Do!では、危険予防や応急手当に関する知識と技術をリーダー、サブリーダーにマスターさせ、たとえケガをしても、現地で手当を受けながら最後まで参加できるようにしています。軽度のケガや病気で途中帰宅することは、達成感を失わせ、挫折感を感じさせる可能性もあります。病気の場合でも同様です。参加に際しましては、これらのことをご理解いただきますよう、お願いいたします。
☆傷害保険
全参加者に「野外活動総合保険」が掛けられています。保険についての詳しい説明は、実施要項に記載されていますので、そちらをご覧ください。
★実施要項について
キャンプの実施要項は毎年内容が変わります。
参加前に必ずご覧ください。
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