| ■夏のスクール＞恐竜キャンプ＞参加に際してのお願い
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| 恐竜キャンプでは、自然の中でさまざまな体験をするわけですが、それにともなってけがが発生することがあります。ナイフで指を切ったり、転んで擦りむいたり、取っ組み合いのけんかをして鼻血を出したり、時には棒切れでチャンバラごっこをしていてけがをすることもあります。これらは遊びの中ではよく起こる出来事ですが、ナイフで指を切った場合など数針縫うこともありますし、転び方によっては骨折することもあります。また、焚火や炊事により、火傷をする事もあります。しかし、これらのけがは、子どもたちにとって実に貴重な体験です。
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今、現実に自分の血を見たことのない子がいます。初めてケガをし、自分の指から出血するのを見てショックのあまり貧血を起こしてしまう子もいます。でも逆に、かなり深く指を切ったのに、自分で圧迫止血をして血を止め、応急処置を求めたり、やけどをしてすぐに冷水で冷やしたりと、自分の身体を自分で守ることのできる子もいます。このような違いは、けがをした経験がモノを言っています。けがをすることは、重要な体験学習であると言えるのではないでしょうか。
お申し込みに際しましては（２）（３）も含め、これらのことを充分ご理解いただきますよう、お願いいたします。
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恐竜キャンプにおきましては、子どもたちの自由が尊重されます。たとえば、期間中一度も洗面や歯磨きをしなかったり、全く着替えをしなかったり、お風呂に入らなかったりする事は、家庭では許されないことでしょうが、恐竜キャンプでは子どもたちの意志に任せられます。（実際にはしたくても状況的にできないことも多い）起床時間も就寝時間も、食事の時間も決まっていません。それぞれの子どもたちの自主性に任せられます。食事作りにはある程度アドバイスを与えますが、中心になる作り手は子どもたちです。
このため、時にはじゃが芋だけですましてしまうグループもいれば、何時間もかけて料理に取り組む子どもたちもいます。ひもじい思いをしてでも遊びをたくさんとったり、豪華な料理でお腹一杯になるかわりに遊びが少なくなったりと状況は様々ですが、選択権は子どもたちにあります。（決定権はキャンプリーダーが持っています）
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時には喧嘩も起こります。素手同士の喧嘩は基本的に止めません。でも、棒を持ったり、石を持ったりすると厳しく止められます。喧嘩のあと、その当事者同志が仲直りできる喧嘩なら、やってもいいのです。しかし許されないこともあります。それは、一方的な暴力や言葉による暴力です。もちろんいじめもその仲間です。
こうした許されない行為に対しては、リーダーは毅然とした対応をいたします。 |
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恐竜キャンプにおきましては、人間社会の常識や考え方を重視するのではなく、動植物が生きる自然界のルールを最も重視いたします。
人間は地球の一部であり、自然から学ぶことは、人間界から学ぶことにくらべて、比較にならないほど大きいものがあります。
こうした意味で、恐竜キャンプにおける非日常的な体験や、一見、社会的なルールに反すると思えることでも真に子どもたちの心の成長につながると思えることはそれを否定せず、見守りながら支援することが、私たちに課せられた責務であると考えております。
恐竜キャンプから帰った子どもたちは、非日常の生活や体験でカルチャーショックを受けている子もいます。暖かく見守り、うまく元の生活の流れの中に戻してやるよう、ご配慮いただければ幸いです。
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